製造部門として私たちが大事にしているのは、短納期や急な仕様変更にも柔軟に対応する体制を整えておくことです。部品の入荷遅延や図面が無いなどのトラブルが発生しても、社内で連携し、蓄積された経験を基に製造課のスタッフみんなで知恵を出し合いカタチにしてきました。カタチにできる理由は単純明快、“イレギュラーなことがあっても製造課にまかせとけ!”の心構えで対応しているからですね。
柔軟な対応を可能にする“経験の蓄積”は日々積み上げている製造資料の作りこみによるものでしょう。お客様の要望に応えるためには、製造課スタッフの誰もが同一品質で作れるように知識を共有しなければならないですからね。
作業都度、図面への作業内容を書き込み、わかりやすいよう写真を添付するなど製造資料を細かく作成し、保管しておくことを徹底しています。こうすることで過去に当該作業経験がない人でも、資料を参照すれば同一品質の製品が作れますし、さらには新しい工程でも類似した資料を参照することで手順が明確になり無駄のない作業になるんですよ。
技術的な面では、個々のスキル向上の一環ではんだ付け、圧着の社内検定を設けています。
入社して数ヶ月後までに合格してもらうことが必須。検定に合格するまで上司のフォローをつけてしっかりトレーニングを行っております。他にもお客様の方で掲げている高度で厳しい技量認定基準試験もあり、クリアしたスタッフが特定のお客様の業務に従事しています。
製造課は女性の多い部署なので和気あいあいとした雰囲気ですが、プロ意識の高い方ばかりが在籍。スタッフ同士でアドバイスや指導を行いながら円滑なコミュニケーションを取っていることも短納期かつ高い品質での納品につながっているのだと日々感じますね。